2003.12. 9 第2回研修セミナー「仏教と国際協力」
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■第2回研修セミナー「仏教と国際協力」■
2003.12.9 於 奈良 東大寺金鐘会館
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<プログラム>
テーマ: 「仏教と国際協力」
13:00~13:45 基調講演
講師:スリランカ僧侶 ウィマラ・シロガマ師
テーマ:「仏教による社会活動と国際協力
―日本での学び、スリランカでの実践」
13:45~14:00 休 憩
14:00~16:00 参加型ワークショップ
「世界がもし100人の村だったら」
16:00~17:15 パネルディスカッション
パネラー:
川原英照(れんげ国際ボランティア会会長)
常盤勝範(南法華寺住職)
藤野達也(PHD協会総主事代行)
17:15~17:30 質疑応答
17:40~17:45 まとめ
17:45 閉会
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<概要>
仏教NGOネットワークが第2回研修セミナーを開催

BNN(仏教NGOネットワーク)の第2回研修セミナーが12月9日、奈良市の東大寺・金鐘会館で行われました。テーマは『仏教と国際協力――国際協力と仏教NGO』。70人が参加しました。
当日は、『仏教による社会活動と国際協力――日本の学び、スリランカでの実践』をテーマにスリランカ僧侶のウィマラ・シロガマ師が講演しました。ウィマラ師は、スリランカ上座部仏教僧として出家後、1977年、大乗仏教修学のため奈良市の元興寺で得度。帰国後、両親のいない子供のための学校運営やソーシャルワーカーの育成に尽力するなど福祉活動家としても活躍しています。
講演の中で、ウィマラ師は、大乗仏教の精神を学び、福祉活動に携わるようになった経緯を紹介した上で、国際協力のあり方に言及。海外からの一方的な援助による大規模施設の建設、支援国側の文化を強要するような教育が行われていることにより、援助依存や文化摩擦が生じている現状に触れ、「支援には、相手国の市民が本当に何を必要としているのかを見極め、その国の歴史、文化、生活水準を尊重していく姿勢が不可欠です。互いに学び合うことが大事であり、そこから信頼関係は生まれる」と強調しました。

ウィマラ・シロガマ師講演

ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」
このあと、特定非営利活動法人「開発教育協会」の協力によってワークショップ「世界がもし100人の村だったら」を実施。参加者は、世界の人口構成や貧富の差などを体感しながら、世界の現状を学びました。
続いて、国際協力に携わる宗教者らによるパネルディスカッションが行われました。「れんげ国際ボランティア会」会長の川原英照師(眞言律宗別格本山蓮華院誕生寺貫主)、「アジア・アフリカ国際奉仕財団」の常盤勝範師(南法華寺住職)、財団法人「PHD協会」総主事代行の藤野達也氏がパネリストとして参加。BNN事務局長の茂田真澄師(アーユス仏教国際協力ネットワーク理事長)がコーディネーターを務めました。3人のパネリストは、アジアを中心に行っているそれぞれの活動内容を紹介し、そこから得た喜びや失敗談などを披露しました。

パネルディスカッション
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講師プロフィール
ウィマラ・シロガマ師
1952年スリランカ・シロガマ村に生まれる。1963年バディガマ・ウィマラワンサ大僧正のもとで出家得度。1972年大乗仏教修学のため来日、奈良元興寺に在住。1973年ロータリークラブ米山奨学金を受ける。1977元興寺住職泰圓大僧正のもとで大乗仏教得度。高野山大学卒業。高野山南院住職内海有昭大阿闍梨のもとで四度加行を成満。受戒・伝法潅頂を受け管長より大僧都の位を受けスリランカに帰国。マヒンダ社会福祉教会理事長に就任。1978年スリランカ ラーマンニャ宗具足戒を授かる。1985年ランムトゥガラ大寺院住職に就任。1987年スリランカ ネッセック財団理事長に就任。1989年スリランカ ラーマンニャ宗ケラニヤ支局長に就任。同宗のエグゼクティヴ・コミティーに推挙される。1992年日本スリランカ仏教福祉協会名誉会長の就任。1996年ランムトゥガラ大寺院信徒会顧問。1999年毎日社会福祉顕彰受賞。2003年スリランカ ラーマンヤ宗大僧正に就任。
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パネラー略歴
川原英照師(かわはら えいしょう)
1952年熊本県玉名市に生まれ。1976年高野山大学佛教学科卒。現在、れんげ国際ボランティア会(ARTIC)会長として、タイ・カンボジア・スリランカ・チベット難民(インド)の自立のための国際協力NGO活動を22年続ける。「親を大切にする子供を育てる会」会長として13年間青少年の社会教育に務める。「寺院は地域の総合文化センターであり余暇・生き甲斐づくり・まちづくりの発信基点であるべき」とのモットーのもと、各種の対社会的活動とネットワークを広げるよう努めている。
常盤勝範師(ときわ しょうはん)
1962年生まれ。1989年(財)アジア・アフリカ国際奉仕財団設立。1991年国際盲老人大会開催。1992年天竺渡来大石堂建立、中興堂建立。1997年壺阪寺大講堂建設工事に着手。1999年天竺渡来大涅槃石像安置。2000年特別老人ホーム・ケアハウス第二慈母園開園(新設)。2002年壺阪寺大講堂落慶法要、壺阪寺多宝塔落慶法要。2003年開創1300年事業記念法要厳修。現壺阪寺(南法華寺)住職。
藤野達也氏(ふじの たつや)
1956年生まれ。富士通勤務を経て、1982年よりPHD協会勤務。現在は複数の学校で非常勤講師の他、関西NGO協議会理事、同主催関西NGO大学校長、神戸NGO協議会代表、兵庫県国際交流協会委員なども務めている。PHD協会総主事代行。
投稿者 bnn : 12:57